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HMSブログ - 音楽とか機材とか色々
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NEC_0314.JPG

ギター紹介第2段。

(追記:後日旅立ちました。)


79年製アリアプロ2(製造はマツモク)のストラトタイプ。
正確な型番は不明ですが、おそらくST-400、あるいはST-600あたりかと。

こいつはオークションを通じて入手しました。
まぁ持ってる楽器類は殆どそうなんだけどね。
前所有者様曰く、

「所有するVANZANDT、Provisionといったギターを差し置いて、
コイツが一番"Cool"なサウンドだった。
弾き比べてみてまったく驚いたよ! とにかく凄いんだ。
特にMarshallとの相性が抜群だね!」

と。
ギタマガのインタビュー記事に出てくるような外人風の表現は脚色ですが、
内容については全くこの通りでした。
手持ちのラックプリ(真空管一発搭載)でしか鳴らしてませんが、
確かにザクザクと刻むコードプレイに関しては大変素晴らしい音ですね。
Marshallに合う、というのも確かにそんな感じがする。


NEC_0315.JPG

この時期(70年代末~80年代初頭)の国産(コピー)ギターは
まさに爛熟期といった感じで、造りも質も本家を凌駕していた、
と主張する人もいるほど。
その流れを汲んでFender JAPANが出来たりするんですが、
それはまた別のお話ということで……。

またこの国産コピー戦国時代(いま勝手に名づけたw)のブランドって、
ネーミングやらブランドロゴの形状やらが、「如何にもコピーしてます!」
って感じのが殆どなんですが、逆にこのアリアとかヤマハなんかは
「コピーしてるのは(楽器の)形だけだぜー」ってな感じで、
かえってそういう「我が道を征く」的な部分に惹かれますね。

といいつつ、この時期のは「STRATOCASTER」に相当する部分が
「STRINKIN' SOUND」になっていますが、
ちょっと前の年のやつだとこれが「STAGE CASTER」という、
何とも苦しい表記になってたりするのが笑えますねw
ちなみにステージキャスターって、後にSquierブランドで
本家(Fender)から発売されてるんだよね。
そう思うとこのネーミングも先見性があったといえるのかな?


現在こうして所有楽器の項に書いてはいますが、
おそらくしばらくしたらコイツは手放す事になるかと思います。
というのも全く同型のギター(メイプルネック)を入手したから。

あと前述の音についても、コードプレイは気に入ったんだけど、
逆にハイポジションでのソロプレイでは気に入らなかった、って理由もある。
あえて「悪い音だった」とは言わない。
これはこれで大いに「アリ」だと思うから。
ただ、それが個人的に気に入らなかったというだけ。
ローズ指板の倍音的な問題なのかなぁ……。
昔はローズ指板派だったんですが、今や完全にメイプル派ですね。

カラーリングに関してはドンズバでした。
オリンピックホワイトに黒ピックガードというのは
個人的なストラトに対する初期衝動みたいなもんなので、
今でも大好きなカラーリングのひとつです。


手放す運命ではありますが、国産ギターが最も輝いていた
古き良き時代の「音」を教えてくれた楽器なので、
次も大切に使ってくれる持ち主のところへ旅立って欲しいですね。
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